ムリチュンジャヤ・ミッション

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占星術だけでなく、ヴェーダ医学の一分野、マルマ・セラピーもプロモートしています。

2012年6月~7月、マルマ・セラピーの権威S.K.ジョーシ先生(グルクル・カンガリ大学アーユルヴェーダ学部長、ウッタール・プラデーシュ州首相の主治医)をお呼びして、東京と大阪・神戸でマルマ・セラピーのセミナーを開きました。

マルマ・セラピー・セミナー(2012年6月22日東京)

 

 

 

 

 

 

ことのはじまりは、2010年11月。

ハリドワールで開催されたマルマ・チキッサ(セラピー)の5日間のセミナーに私は参加することになりました。

講師は、ハリドワールにあるアーユルヴェーダの大学教授SKジョーシ先生
私たちはSh.K.N.ラオのグループでした。

2011年4月には、ひとつ上のレベル(Ⅱ)のセミナーも開催され、それにもSh.K.N.ラオのグループとして参加しました。

これが、マルマ・セラピーとの本格的な出会いでした。

その後、2011年7月から、SKジョーシ教授のマルマ・セラピーバールティーヤ・ヴィッディヤー・バワン占星術学校の正規科目になりました。

占星術コースでなぜマルマ・セラピーが教えられることになったのか?

そのいきさつについては、「JOA Newsletter May-July 2011──16」をご覧ください。

BVBマルマ・セラピーの最初の講義の冒頭で、そして2011年のインター・ナショナル・セミナーでもそうでしたが、Shr.K.N.ラオはこういいました。

ラックナウに私の知り合いで高名な医者がいる。彼は、あるとき病気になった。自ら医者であるにもかかわらず、自分の病気を治すことができなかった。インド最高水準の病院でも治すことができなかった。現代医学では不治の病とされる難病だったからである。しかし、彼の病気をいとも簡単に治した医者がいた。それが、このDr.SKジョーシである

ジョーシ先生マルマ・セラピーとの出会いは、1980年代にまでさかのぼります。

当時まだ研修医だったジョーシ先生は、ヒマラヤ地方で発生した地震の被災地に、医療救援チームの一員として派遣されました。

ある村で医療活動に従事していたときのことです。

その村の近くにはアシュラムがありました。
そのアシュラムのグルが、弟子にいいました。

あの男をここに連れてきなさい

ジョーシ先生は、はじめて会うグルにのっけからこういわれました。

あなたはおそらく覚えていないかも知れない
私たちはいままでに何度も会ったことがある」(過去世のことでしょう…)
あなたは、これをやりなさい

そうして、ジョーシ先生の手に、ある書物が渡されました。

それから、ジョーシ先生マルマ・セラピーに取り組みはじめました。

アーユルヴェーダの教科書には、ヒントしか書かれていません。
そのヒントを手がかりに、20数年の歳月をかけて、
ジョーシ先生マルマによる治療法を確立させました。

だから、ジョーシ先生マルマ・セラピーは、彼のオリジナルなのです。
しかし、彼のマルマ・セラピーにより、難病患者の症状ががどんどん良くなっていくのです。

マルマ・セラピーには、医療器械は必要ありません。
マルマ・セラピーには、病院もいりません。
マルマ・セラピーには、薬もいりません。

しかし、ほとんどの病気に効果があります。
しかも施術後、効果はほんの数十秒で現れます。
マルマ・セラピーの使い方は3つあります。

①医師が患者に施術する。
②患者に教えて患者自身が施術する。
③自分のために自分で施術する(予防医学として)。

マルマ・セラピーは、かつてインドの王族や兵士だけが知っていた古代インドの治療法です。 おそらくそれは、仏教とともに中国や日本に渡来し、鍼灸やツボ・指圧として現地化していったのだと思われます。

しかし、鍼灸や指圧との違いは、マルマ・セラピーだと難病も治せることです。

それは、日本で行われたマルマ・セラピーのセミナーではっきり示されました。

大阪で行われたマルマ・セラピーのセミナーでは、パーキンソン病患者に対する施術のデモンストレーションもあり、マルマ・セラピーの効果がはっきり現れていました。

しかしなんといっても圧巻だったのは、車いすの天才宇宙物理学者ホーキ ング博士と同じALS(筋萎縮性側索硬化症)という病気にかかった男性に対する効果でした。

ジョーシ先生のセラピーを受けてすぐ、まったく脱力状態でびくともし なかった彼の足が、すぐにピクッ、ピクッと動き、ほんの少しでしたが自力で挙上できたのでした。

その場にいあわせた医師に言わせると、
「こいうこと は絶対にあり得ない」
「な、な、なんじゃ、これは~?!」
なのだそうです。

患者さんも涙を浮かべて喜んでいました。

また、ドクター橋本のクリニックで行われたデモンストレーションでは、腰を90°に曲げて人に支えられながら入ってきた老女が、術後、腰を150°くらにまで伸ばしてすたすたと自分で歩いて帰っていっきました。

その姿を見て、その場に居合わせた私たちはみな、声もです、ただ唖然 としていました。
しかし、一番驚いたのは本人でした。

むかし、ヨーギーがふらっと家を訪れては、病人を直したりしていたと、Shr.K.N.ラオから聞いたことがあります。
ヨーギーはマルマ・セラピーを使っていたのかも知れません。

ジョーシ先生は、ムリジュンジャヤ・ミッションという組織を率いて、マルマ・セラピーの発展と普及に努めています。

ジョーシ先生は、大学病院の他に2つのクリニックで診療をしています。
評判を聞きつけて、市井の一般人から、有名人、政府高官、政治家まで、
毎日300人が彼の治療を受けにおとずれ、2時間の待ち行列ができているそうです。

しかし、マルマ・セラピーの治療では、彼はいっさいお金を取らないそうです。
聖者から託されたミッションとしてマルマ・セラピーを行うにあたり、
ジョーシ先生は「それで利益を得ることはできない」といいます。

このマルマ・セラピーを学ぶ私たちに対しても、
商売としてやってほしくはないといいます。